奥塩原新湯の3兄弟温泉【寺の湯・中の湯・むじなの湯】泥パックの湯荘白樺も!

栃木

こんにちは、斉藤カラスです。

多くの源泉がひしめき合う塩原温泉郷でも、昔ながらの共同浴場が多く残るのが奥塩原の新湯温泉です。

新湯温泉は塩原温泉のメインストリート(?)湯の香ラインから逸れ、日塩もみじラインを鬼怒川方面に進んでいった先にあります。

日塩もみじラインは有料道路となっていますが、塩原温泉側から奥塩原に行くまでには料金所がないので無料で通行できます。

ここには昔ながらの共同温泉が3つあるので紹介したいと思います。

むじなの湯【塩原新湯を代表する温泉】

むじなの湯は宿泊施設・湯荘白樺の目の前にある階段を歩いて下りた先にあります。

駐車場は無いので注意してください。

むじなの湯の由来

むじなの湯の手前に由来の看板がありました。

安永二年(1855年)5月15日、今市地方に農業の開発指導に来ていた二宮金次郎が庄屋の亀谷平兵衛宅に5月16日から6月3日まで中十二日間滞在して、この狢の湯(金泉湯)に入り病気療養をして今市に帰り仕事に復帰されました。

新湯温泉の始まりは、白河天皇が堀川天皇に皇位を譲り法皇時代の康和二年(1100年)のころと思われます。昔この辺一帯は居村と云われ、八郎ヶ原に居館を持っていた塩原八郎家忠も狢の湯に入り、元湯温泉を拠点として付近一帯を支配してしまいました。

その後、中世・近世と宇都宮城主に守護され【元湯千軒】といわれた元湯温泉が、突然、万治二年(1659年)の会津田島大地震で裏山が地滑りを起こし源泉の湯口が塞がり、湯治場が一瞬のうちに機能を失ってしまいました。その後、居残りの人々で再興を果たしたが、24年後の天和三年(1683年)9月1日の日光大地震が発生。元湯温泉湯治場は壊滅状態になり、復興を断念することになりました。

最後まで復興に努力をした住民の忠左衛門・平左衛門・平右衛門・源左衛門・伊左衛門・市左衛門・新左衛門・勘左衛門・長左衛門達9軒は、しかたなく復興をあきらめ、元湯温泉湯治場の面影を少しでも残したい決意をもって、新湯温泉に移住を決めました。

その後、宇都宮藩主の庇護により充実した湯治場として保護され、宇都宮城下の大曽から福渡温泉までの大曽條(湯の道)を造り往来し、幾度となく殿様をはじめ、家臣かや藩内の庄屋などが巻狩りに訪れこの狢の湯に入り身体を癒しました。

塩原元湯温泉が地震により崩壊した時に、面影を残すために作ったのがここ新湯ということらしいです。

新湯という名前なのに天和三年(1683年)から始まっていて、実は1100年ごろからあったと言われているので歴史は相当古いようですね。

むじなの湯の建物も歴史を感じさせる佇まいです。

受付とかは特にいないので、備え付けの料金ボックスに入浴料(300円)を入れて入浴します。

むじなの湯 入り口

泉質は酸性含硫黄‐カルシウム・アルミニウム‐硫酸塩温泉(酸性低張性高温泉)でpH2.8の酸性温泉です。

適応は神経痛やリウマチといわれていて、旅行客だけではなく地元の常連さんが入りに来ていて割と賑わっています。(といっても2、3人ですが、湯船は小さいので結構いっぱいな感じになります)

むじなの湯 湯船
©湯荘白樺

湯船の奥が深くなっており、そこから源泉が滾々と湧き出しているのでかけ流しというより湧き流しの温泉です。

足が結構深く入るのですが、湯温も熱いので足を突っ込むのはやめておいたほうがいいです。

白濁酸性の高温湯ということで長湯はできませんし、しなくても十分効能があるので我慢できなくなったらすぐ上がりましょう。

入浴料:大人300円
営業時間:7:00~18:00 ※月曜日・金曜日は清掃のため入れない時間帯あり

評価基準
特A…地域最高、A…大満足、B…納得満足、C…悪くないけど物足りない、D…もう少し改善してほしい、E…それ以下

眺望(景観):‐
泉質:特A

秘境感・・・・・リゾート感・〇・・・日常感

満足度:A

寺の湯【塩原新湯温泉唯一の混浴共同浴場】

寺の湯は宿泊施設・湯荘白樺の隣にある混浴の共同浴場です。

寺の湯

昔はお寺があり、その境内にあった温泉なので寺の湯という名前らしいです。

むじなの湯と同じく備え付けの料金箱に300円を入れて入浴するシステム。

混浴ということで脱衣所も浴場も2つあるけど特に壁や仕切りはありません。

斉藤が入ったときはお客さんはいませんでしたが、異性のお客さんがいると結構恥ずかしいんじゃないでしょうか。

まあ、おそらく若い女性は宿泊先の温泉むじなの湯に入ると思うのでここには来ないからいいでしょう(笑)

混浴に入ってみたい方は一度お試しあれ。

pH2.8の白濁したお湯。酸性低張性温泉です。

適応は皮膚病、水虫、やけどといわれています。

むじなの湯と似た温泉ですが、むじなの湯の半分のイオン含有量ですね。

こちらも高温なので無理に長湯をしないようにしましょう。

入浴料:大人300円
営業時間:7:00~18:00 ※不定休

評価基準
特A…地域最高、A…大満足、B…納得満足、C…悪くないけど物足りない、D…もう少し改善してほしい、E…それ以下

眺望(景観):‐
泉質:A

秘境感・〇・・・リゾート感・・・・・日常感

満足度:B

中の湯【塩原新湯温泉の宿泊施設に供給している源泉】

中の湯は宿泊施設・湯荘白樺の隣、温泉神社方面にある共同浴場です。

中の湯

昔は温泉神社の近くに上の湯があったため、その下にあるので中の湯という名前が付いたそうです。

中の湯 外観

ここの源泉は新湯地区の宿泊施設に温泉を供給しているということで、宿泊者はそんなに来る意味がないかなと思います。

新湯温泉を日帰りで楽しむ分には選択肢に入ってくると思うのでご紹介。

むじなの湯・寺の湯と同じく備え付けの料金箱に300円を入れて入浴するシステムでpH2.6の白濁した酸性低張性温泉です。

3つの共同浴場の中で一番湯量が多く、一番酸性が強いですね(ほかはpH2.8)。

適応は高血圧、動脈硬化、筋肉痛、痔といわれています。

むじなの湯・寺の湯と比べてイオン含有量は少ないですが硫化水素の量が豊富です。

一番美白効果がある泉質といえそうです。

日帰りで美白の湯を体験したいなら中の湯ですね。

こちらも高温なので無理に長湯をしないようにしましょう。

入浴料:大人300円
営業時間:7:00~18:00 ※不定休

評価基準
特A…地域最高、A…大満足、B…納得満足、C…悪くないけど物足りない、D…もう少し改善してほしい、E…それ以下

眺望(景観):‐
泉質:A

秘境感・〇・・・リゾート感・・・・・日常感

満足度:B

湯荘白樺【湯泥で泥パックができる旅館】

上で紹介した3つの共同温泉の真ん中にあり、源泉からくみ上げた湯泥で泥パックができるということで行ってきました!

湯荘白樺

かなり年季の入った旅館です。

温泉は中の湯から引いているので中の湯と同じ。

ここの大浴場の端にバケツがあり、その中に源泉の底からとったという湯泥が入っていてそれを体に塗り付けることで『湯泥パック』が体験できます。

湯泥は泥のようにドロドロしているかと思いましたが、砂の塊みたいなものが入っていてジャリジャリしていました。

粒が大きいのでなんとなくマッサージ効果もあるような気がします。ただし、あまり強くこすりつけて肌を傷つけないように注意してください。

とりあえず全身に塗りたくって少々放置…

 

数分経って洗い流すとなんとなく肌がすべすべになったような気がします!(個人の感想です)

湯泥パックを楽しめる温泉がそんなに多くないのでここ湯荘白樺は貴重な温泉ですね。

入浴料:大人500円
営業時間:7:00~18:00 ※不定休

評価基準
特A…地域最高、A…大満足、B…納得満足、C…悪くないけど物足りない、D…もう少し改善してほしい、E…それ以下

眺望(景観):‐
泉質:A

秘境感・〇・・・リゾート感・・・・・日常感

満足度:A

まとめ

奥塩原温泉 湯荘白樺HP
http://www.mmjp.or.jp/sirakaba/index.html
住所:栃木県那須塩原市湯本塩原14 TEL:0287-32-2565

コメント:奥塩原の新湯温泉には風情ある共同浴場が点在していて、こういった雰囲気の温泉が好きな方にはたまらないですね。

今回紹介させていただいた湯荘白樺はかなり年季の入った宿泊施設ですが、ほかにも渓雲閣下藤屋奥塩原高原ホテルなどの宿泊施設もあるのでそこを拠点に共同浴場を楽しむのもいいと思います。

新湯温泉に宿泊されている方は中の湯・寺の湯・むじなの湯の入浴料が無料になるのでお泊りの際は是非共同浴場に行ってみてください。