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自遊空間で使える株主優待があるランシステム(3326)の決算を見て購入を検討してみた

銘柄考察

こんにちは、優待投資家です。

といっても去年から優待銘柄に買いが入らないので、ただ単純に優待があるだけでは購入に至りません。

優待用の口座が全然埋まらないので、何かいい銘柄は無いかとゴールデンウィーク前の決算の中からランシステムをチョイスして検討してみました。

ランシステム=スペースクリエイト自遊空間を運営する会社

『ランシステム』といってピンとこなくても、自遊空間といわれれば知っている方も多いはず。

いわゆるネットカフェの全国チェーンです。

HPに説明があります。


私たちは、自遊空間のように娯楽コンテンツを施設内で同一料金にて提供するカフェスタイルの店舗を、複合カフェと呼んでいます。複合カフェというフレーズには聞き覚えのない方でも、このような営業形態をとっているお店をご覧になられた方は多いのではないでしょうか。2000年を境に急増した複合カフェ。そのパイオニアが、私たちが営業する「自遊空間」です。
自遊空間が、業界のリーディングカンパニーとして、ここまで拡大した理由は、私たちのビジネスモデルが現代消費にマッチしたものだからです。経済不況からますます落ち込む消費性向、一方で多様化する消費動向、加えて当たり前になりつつある24時間提供されるサービス。私たちは、アミューズメント業界においても、これらの要素が求められていると考え、時間消費型アミューズメントというビジネスモデルを築いたのです。

ランシステムHPより

つまり、24時間利用できるネット・コミック・ゲーム・スロット・ビリヤード・ダーツ等様々な娯楽が楽しめる複合アミューズメントパークですね。(かなりかっこいい言い方しました。)

店舗数は全国に179店舗あります。(2019年上期資料を参考に)

首都圏を中心に全国津々浦々に展開しているようです。

ランシステムの株主優待、内容と利回りは?

ランシステムの権利日は6月末日です。

株主優待は自遊空間で使える優待券・クオカード・ジェフグルメカードの3つから選択できます。

  • 100株以上…500円の優待券6枚orクオカード1000円分orジェフグルメカード1000円分
  • 300株以上…500円の優待券10枚orクオカード2000円分orジェフグルメカード2000円分
  • 500株以上…500円の優待券20枚orクオカード3000円分orジェフグルメカード3000円分

優待券を選ぶのが圧倒的に利回りが良く、クオカードやジェフグルメカードを選択すると利回りが下がります。

ちなみにですが、優待券はフリマアプリでは1割引きくらいで売られていますので優待券を使わない方もそういったところで処分することで優待利回りを上げることができそうです。

4月末の株価は929円。配当は0円なので、利回りは優待利回りのみです。

優待券を選択した時の100株の優待利回りは3.2%、300株では1.7%、500株で2.1%です。

高利回りとまではいきませんが、まあまあ良い利回りです。

優待券に関しては注意事項がHPに記載されています。


ご留意事項
(イ)自遊空間優待券は、一部の自遊空間店舗(セルフ入場機のみ設置の店舗)ではご利用頂けません。また、「アミューズメントカジノ ジクー」「Comics & Capsule Hotel コミカプ」にてご利用頂けます。利用可能店舗は今後、運営上の都合により変更となる場合がございます。
※2019年1月1日現在、自遊空間優待券をご利用頂けない店舗は、
【北海道】札幌厚別店、札幌駅前南口店、手稲前田店
【栃木県】宇都宮オリオン通り店
【東京都】神田北口店、高円寺店、新大久保店、新小岩駅前店、巣鴨駅前店、成増店、新大久保店
【埼玉県】朝霞台南口店、川越店、西川口駅前店、和光店
【愛知県】名古屋太閤口店
【熊本県】熊本十禅寺店
です。
※コミカプでの優待券ご利用は、予約サイトでのクレジットカード等の事前決済の場合、ご利用頂けません。現地決済をご選択下さい。
(ロ)自遊空間優待券は、店舗の利用料金と物販賞品(タバコやウェブマネーなど一部商品を除きます)のご購入にご利用頂けます。1度に複数枚ご利用頂けます。
(ハ)優待品のお届け時期は、お葉書をご返信頂いた方から順に10月下旬より予定しております。

HPより抜粋

最近、自遊空間ではセルフ入場システムの導入をすすめており、その店舗ではこの優待券は使用できないようです。

優待券を取得して店舗に行ってみようと思っている方は、近くの店舗がセルフ入場システムを導入しているかしていないかのチェックはした方がいいですね。

また、優待ははがきを返却しないともらえないようなのでその点も注意です。

別業態として、ランシステムはラーメン屋のフランチャイズも行っていますが、そういったお店では株主優待は使用できません。

あくまで一般的な自遊空間で使用できると思っていたほうがいいでしょう。

今後の株価の展望

今後の株価の展望を予想するために決算資料を見ていきます。

私は決算を完全に把握できるような優秀な人間ではありませんので、ここから先は個人的意見を織り交ぜながらかいつまんで見ていきたいと思います。

2019年6月期上期の決算説明書のおさらい

決算短信は味気ないので、1四半期前の2019年上期の決算説明書から見ていきます。

参考にした資料はこちら

これを見ると、売上自体は前年よりも下がっていますが、売上原価と販管費が下がったことにより営業利益は上昇しています。

その割合なんと前年度比788%と凄い伸びです。しかも黒字転換。

しかし、特別利益が前年ほど上がらなかったために当期純利益はそれほど上がってはいません。

セグメント実績(各事業ごとの成績)としては直営店事業、つまり自遊空間の運営が最も多くの売上を占めています。

直営店事業・外販事業・不動産事業の全事業で黒字となっています。

今後注力していくことにセルフ化を上げているので、人件費高騰対策にセルフ店舗を増やしていく計画のようです。

これが進めばさらに営業利益が高まり健全な経営ができるようになりますね。

ただし、『自遊空間は安定した収益』として『他業種に注力する』としていますので会社としては自遊空間の未来の業績に対しては冷静に見ているようです。

飲食事業としては『麵屋虎杖』のフランチャイズを行っていますのでここを伸ばしていきたいということでしょう。

外販事業として大江戸温泉物語やコシダカ系の店舗に会員入会システムや入場システムを導入しているようです。

これは意外な事業ですね!

他にも『みんと』という福祉事業も展開しています。

通期予想は営業利益大幅増益の当期純利益減少予想

当期純利益が下がると一株益やEPSが下がるので、PERを基準とするEPS成長投資法を行っている方には見向き去されないでしょう。

逆に言えば、そういったものを見ない層には投資妙味はあるかもしれません。

今回の決算は?第3四半期は順調

今回、4/26に第3四半期決算を発表しました。

売上高6235(百万円)で前年度マイナスも営業利益164(百万円)で前年度比439.5%。当期利益は57(百万円)、一株利益29.53円で本決算に向けて進捗も順調です。

通期予想の営業利益200(百万円)は達成可能な範囲でしょう。

変わって一株利益はすでに通期予想の25.77円を超過していますが修正は無し。

引き続き売上総利益と販管費が減少し、営業利益が上昇している点は良いです。

その他の収益として『受取保険料』が増え、『支払利息』が減っているので利益を押し上げています。

本業で利益が出せる体質になったと考えられるので非常にいい環境になりつつあると思われます。

ただし、固定資産除去損と店舗閉鎖損が増えている点は注意。

自遊空間は不採算店舗を減らして骨太の経営を目指していますが、その影響で店舗減算処理は今後も続く可能性があり、黒字転換しても純利益・一株利益はここからあまり伸びない可能性はあると考えています。

優待券を使って思うこと

さて、私はランシステムの優待券を取得しているので店舗に行って使っていますが、そこでは『意外とお客さんいるな』という印象を受けます。

満杯で席が取れないということは残念ながらありませんが、スロット台で遊んでいたりダーツで遊んでいたりする人は結構います。

私はというと、ホテルの代わりに使っています。

最近はインバウンドや外国人旅行者の急増で国内のホテル事業が好調。

宿泊費が高騰しています。

これは都会だけでなく地方にも波及していて、貧乏旅行が出来なくなってきているのです。

そんな時に激安ホテルの代わりに使えるのが今も昔もネットカフェ。

昔はそこそこのホテルも非常に安く泊まれましたが、その単価の差は時代が進むごとに広がっています。

ホテルの宿泊費は高騰していますが、ネットカフェはナイトパックという深夜固定料金を利用すればホテルと比べるとかなり安く泊まれます。

これは都内でもある程度は変わらないので、こういったところにも需要があるのではないかと思います。

まあ、そうは言ってもネットカフェに泊まるのは身体がしんどいので、ランシステムが運営するカプセルホテル×マンガ喫茶の「コミ×カプ」は全国に広まってくれないかなぁと思っています。

結論

というわけで今回もつらつら書きましたが結論。

通期業績はおそらく達成してくる。

しかし、来期業績がどう出てくるかは分からない。

個人的には来期も減損処理を行ってきて利益はそれほど上がらないのではないかと懸念している。

ただし、黒字は定着しそう。

『黒字転換』や『業績の伸び率』とあおりやすい材料が出ているので、誰かが煽れば株価は瞬間的に上昇する可能性がある。

今後もずっと去年→今年程度の業績の伸びがあると思って株を購入すると痛い目に合いそう。

上記により、スタンスは様子見。

買うものが無さ過ぎて買おうか悩みましたが止めておきます。

ただ、優待が欲しいだけで持っておくなら購入価格によりますがそれほど悪いとも思いません。

一応監視しておくので気が向いたら購入を検討していきたいと思います。