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すかいらーくの株主優待は改悪せずに今後も継続するのか!?株価や業績や企業価値のあり方から考えてみた

銘柄考察

株主優待のある外食系企業は、優待を目当てに株を買ういわゆる『優待投資族』が絶対に購入選択肢にあげる企業です。

その中でも優待投資族から絶大な人気を誇る企業がガストやバーミヤン、夢庵を運営する『すかいらーくHD(企業コード3197)』です。

ただ、すかいらーくHDの株主優待は継続性に疑問の声が多く上がるなど、投資することを躊躇してしまう状況にあります。

そんなすかいらーくHDの株を買うべきか買わざるべきか、今回は独自の視点から検証してみたいと思います。

すかいらーくHDの業務内容

すかいらーくHDはファミリーレストラン最大手です。

ガストやバーミヤン、夢庵を運営しているので『すかいらーく』自体を知らなくてもお世話になっている方は多いはず。

最近では既存店をしゃぶしゃぶの『しゃぶ葉』に転換していっています(四季報コメント)。

しゃぶ葉は店舗の外観もおしゃれですし、イオンなど商業施設にはガストではなく『しゃぶ葉』が入っているのを最近はよく見かけます。

また、ガストは宅配をはじめていて『ガストの宅配』は近年売り上げを伸ばしているようですが、宅配には人件費がかかるのでしっかりと売上に対して利益が上がっているのか見定める必要はあると思います。

そして数年前の『いきなりステーキ』でブームになっている外食ステーキの分野にも『ステーキガスト』として参入しています。

このステーキガストは非常に人気になっていると感じていて、最近店舗ロゴも一新され、グループの力の入れ具合がうかがえます。

直近のすかいらーくHDの株価と株主優待・配当決定の経緯

すかいらーくHDは2014年10月にファンドの出口案件として再上場しました。

過去上場していたのに上場廃止して、再建後に戻ってきたのを知っている人も少なくなってきたようです。

再上場当時の株価は1000円前後でしたが、その後は順調に業績を伸ばし株価は一時2000円に手が届くところまで上昇。

しかし、2016年に最高利益を出した後は業績の伸びの陰りが出て、増配もストップすることに。

そして業績のピーク感が出ていた2017年の2月に今の株主優待と同じ量の優待にする優待拡充が発表されました。

100株保有で年間6000円、1000株保有で年間69000円分のグループお食事券の優待拡充は投資家を驚かせると同時に、ファンドの売却を意識した企業価値の無理やりの上昇だと感じさせました。

そして2017年6月、ファンドが海外で2500万株の売却を発表。

この売却で企業価値を高めて売り抜けなければいけないファンドは姿を消し、すかいらーくは無理矢理に企業価値を向上させる必要がなくなったとみた一部の投資家は優待等の株主還元が今後縮小していくと予想しました。

四季報にも「優待にかかる経費が重い」と書かれていて、誰の目から見ても厳しい状況だと思われていたすかいらーくHDは2019年2月、大方の予想通り株主還元の量を減少させました。

株主優待改悪ではなく減配(配当を減らす)という方向で。

これに関しては「株主優待を減らさないの?」と思う方もいるかもしれませんが、すかいらーくの株主数は39万7千人もいます。(2018年時)

この中の多くの株主は優待目当ての個人投資家なので、優待を改悪するとどうなるのか…

過去に優待で株価を支えていた企業の株価がどうなったか考えれば容易に想像できます。

ですので、株主の求める優待を減らすことができず、配当を減らすという選択をしました

その方が企業価値(株価)に対して与えるマイナスの影響が低いと判断したのです。

実際、減配発表直後は株価は下落しましたが、すぐに回復しましたのでこの選択は正しかったと言えます。

すかいらーくHDは増え過ぎた株主に利益を圧迫されつつ、その株主に企業価値を支えられているという形になっていることが分かります。

これが奇妙かというと実はそうではなく、もしかしたら会社は株主のものだという基本的な考え方からすると非常に理にかなっているかもしれません。

すかいらーくHDは株主優待を大量に配布することでお手本のような『会社と株主の関係』を気付いたら特異な企業となりました。

すかいらーくHDの株は買うべきか?今後の株価は?おすすめの買い時はいつなのか?

決して狙ってそうなったわけではないでしょうが、そんな株主あってのすかいらーくHD。

株価は意外にも(?)堅調に推移しています。

四季報ベースではPER31.7倍、PBR2.77倍と優待系外食銘柄としてはフェアバリュー(高くも安くもない)という印象。

今後の株価予想ですが、これには業績の動向を予想するのが一般的でしょうからその点から少し考えていきます。

まず売上ですが、引き続き増えていく予想になっています。

この点に関しては店舗のスクラップ&ビルドを繰り返し、常に新陳代謝を行いつつクーポンをじゃぶじゃぶ配布するスタイルなので異論はありません。

今後も売り上げは上昇していくでしょう。

問題は利益が増えるかですが、この点についてはかなり販管費がかかっている印象なので懐疑的です。

すかいらーくHDの株主優待は自社店舗利用券ですので、クーポンと同じような位置づけになります。

割引券を配って売り上げを上げているので、売上が上昇しても利益はそれほど上がらないという構図が今後も続くとみられます。

外食全般に言えることですが、人件費も高騰して材料費も高騰する流れに加え消費税増税が重しとなり外食産業は厳しい環境が続くと考えられます。

ということで、決算は厳しい数字が出てくるのでは?

というのが私の印象。

しかし、外食系優待銘柄の株価は赤字でさえなければそのうち回復する

という慣習のような、優待投資家勢凄いな的な歴史があります。

赤字体質がついてしまうと吉野家のように厳しい評価を受けますが、すかいらーくHDに関しては現状しっかり利益を上げていますし、今後も継続して利益を上げられると考えています。

つまり、すかいらーくHDの株の買い時はあまり良くない決算(ただし、赤字決算ではない)を出して株価がドローダウンした時であると考えられます。

すかいらーくの株主優待の内容

すかいらーくの株主優待をまとめると以下になります。

  • 100株…3000円相当の優待券(6月)+3000円相当の優待券(12月)
  • 300株…11000円相当の優待券(6月)+9000円相当の優待券(12月)
  • 500株…18000円相当の優待券(6月)+15000円相当の優待券(12月)
  • 1000株…36000円相当の優待券(6月)+33000円相当の優待券(12月)

株価1800円で計算すると優待利回りは100株で3.3%、1000株で3.8%となり、利率はかなり良いです。

これに配当もあるので、「配当+優待利回り」は100株で4.38%、1000株で4.89%にもなるかなり高利回りの株主還元です。

優待投資家がこぞって株を購入するのも理解できますね!

使える店舗はすかいらーく系列のお店ほぼすべてです。

詳しくは企業のHPをご覧ください。

株主優待カードは残高照会ができて使い勝手は良いが、今後の不安に…

すかいらーくは最近優待を紙からカード変更しました。

今まで優待券500円分を一枚ずつお店に渡して消化する優待でしたが、カード形式になりカードに残っている残高分を消化するタイプになりました。(ただし、カードでも500円ごとしか使えません)

これではカードの中にいくら分ポイントが入っているか分からず使いづらいですが、ホームページでカード残高の照会サービスがありますのですぐに残高の確認ができます。(以下にリンクを貼っておきます)

すかいらーく優待のカード残高照会ページ

上記画像のようにカードに書かれているカード番号とPINコードを入力すると使用した日付とお店、そして残高が表示されます。

これでチェックすれば残高をいちいち覚えている必要がないのでどんどん利用しましょう!

…さて、ここで気になるのが本部の入金も表示されていること。

このカードは現在使い捨てですが、今後は株主ごとに専用のカードを配布して、権利取得後に同じカードに入金をするコロワイドのような優待にシフトする布石ではないでしょうか(;^ω^)

この点に関しては注意深く見ていきたいですね。特に転売をしようとしている人は今後転売が不可能になる可能性があります。

株主優待を売るとしたらいくらで買取してくれるのか?

とはいえ転売ヤーがいるのも事実。

「あまり外食しない」「近くにお店がない」という方は株主優待を売却処分するという方法があります。

その場合は金券ショップやフリマアプリを使うと思いますが、その場合どのくらいで売れるのか調べてみました。

時期によって価値に変化が多少はあると思いますが、すかいらーくの優待は大盤振る舞いで大量に市場に流通しているので買取価値は低いです。

金券ショップでは約70%、フリマアプリでは約90%程度で買い取られているようです。

そもそも売るつもりの人はこの辺りの値段『を株主優待の価値』として考える必要がありますし、逆に優待券が足りなくなったらこの辺りの値段(額面の90%程度)で取得できます。

例えば、何とかペイを使うとラクマでも20%キャッシュバックなんていう時があったらその時に仕入れればその分安く手に入ります。

すかいらーくの株主優待を賢く取得するおすすめ方法

上記の「金券ショップやフリマアプリ等で安く仕入れる」以外にも優待クロスで取得するという方法があります。

当サイトは優待クロスの記事が充実してますので詳細は省きますが、半額以下で手に入れることも可能です。

優待クロスは株の「売り」と「買い」を同時に行い、株価の増減に影響なく株主優待のみを手に入れる方法で、投資というよりもライフハックとしての意味合いが強いです。

詳しく知りたい方は「優待クロス」の記事も見てみてくださいね!

すかいらーくの株主優待は今後も継続していけるのか?廃止や改悪は?

株主及び、株の購入を検討している人たちが一番気にしているのは株主優待の継続性ではないでしょうか。

私も気にしていますが、結論から言えば株主優待は継続していくと考えています。

理由は上にも記載しましたが、株価を維持するためには株主優待の継続は必要不可欠だからです。

そして、『株主優待を券からカードにする』『カードの種類を減らす』など少しずつ改善はしていますが「減らす」という行動をとっていないので、会社としても何とか経費を落として株主優待を存続しようとしているように見受けられます。

ただし、このまま経費がかさんで利益が出づらくなった時、長期保有要件などの条件改悪は考えられます

しかしそれでも株主数が減らず、利益に対して経費がかさんだ時は優待額の減少もあり得ます。

会社というのは営利団体ですので、利益が出ないのでは株主への利益配分減少も仕方がないと思います。

ただ、まずは上記でも言及している株主一人一人の専用のカードを配布し、そこのポイントを付与するコロワイド系の優待ポイントに変更する可能性が非常に高いと思います。

優待消費して思うこと(他社との比較)

私はすかいらーくHDの優待をゲットして日々使っていますが、その時に行ったお店の状況についてざっと書いていきます。

まず、よく使うのはガストのモーニング。

朝ごはんにありつけそうにないときはよくガストにお世話になりますが、朝は近所のご老人が多いです。

私の体感ですが、地方都市ほどこの客層が顕著ではないでしょうか?

新聞も無料で読めますし、引退して朝ごはん作るのも面倒ですし、人と会話もできる。

シニアの消費をしっかりつかんでいると感じます。

深夜営業はする必要ないですが、早朝営業は今後も続けていってほしいですね。

続いて、ステーキガストですが非常に混んでいるという印象です。

私が最近行ったことのあるステーキガスト、いきなりステーキ、ステーキ宮の3ステーキの中で断トツの集客をしていました。

結局ステーキガストが一番安いんですよね。

サラダバーにスープバーにカレーも食べれるので、お腹いっぱい食べたい人やファミリーなどはメインに牛肉のステーキではなくてチキンを選ぶことにより安く抑えられますし、他が充実しているのでメインがチキンでも満足してしまいます!

逆にお肉一杯食べるとバイキング形式のもの多く食べられなくてなんか損した気分(;^ω^)

外食チェーンのステーキはステーキガスト一択というのが今の自分のスタイルですね(ただし、優待消費のための行動は除くコロワイド優待はステーキ宮で消化する派なので…)

まとめ

つらつらと長く書きましたが結論としては以下になります。

すかいらーくHDの業績は伸びづらいが、赤字を出すほど悪くならないので株価は今後も大きくは動かない

優待については、注意は必要だが今後も継続すると予想。今後転売は難しくなるはず。

株価の押し目は狙って買っていくのも面白い。

優待が欲しいだけなら優待クロスが効果的です。

ま、当サイトらしい結論になりましたね。

6月権利の優待クロス争奪戦頑張ってください!