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すかいらーくが優待廃止目前!?経費がかさんで減配も!

銘柄考察

こんにちは、優待投資家です。

すかいらーくが2/13(木)に決算を発表しましたが、あまり良くない内容だったのですかいらーくの今後について、久しぶりに記事にしたいと思います。

ちなみに、前回すかいらーくについて書いた記事はこちら。

久しぶりに見てみましたが、一年前の記事にしてはまあよく書けてるんじゃないでしょうか。

この頃はブログ頑張ってたなあ()

すかいらーくがどういう会社なのかというのも書いてあるので気になる方は見てみてくださいね!

すかいらーくの2019年度決算内容

さて、前回の記事でも言及しているようにすかいらーくは株主数が非常に多く、株主優待の還元率も高いことから優待によって企業価値を高めている会社です。

業績がいい間は優待改悪をしない会社だと言えます。

優待を減らすよりも配当を減らしてきた会社ですしね。

そんなすかいらーくですが、2019年度の決算で営業利益-10%、当期利益-17.1%と利益が減っています。

利益がなければ株主還元もできないので困りますね。

2020年度予想も営業利益-0.3%と回復は望めない予想。

売上は上がっていますが人件費等の経費がかさんで利益が減少、直近の3カ月は客数も減少して業績がやや頭打ちになっているようです。

この客数減は消費税増税の影響がメインだと思いますので少しずつ回復していくとは思いますが影響は大きかったようですね。

配当予想から見る苦しさ

すかいらーくの19年度今期の一株利益は48.07円。配当は年19円。利益のうちどのくらい配当を出すか(配当性向)は39.5%

20年度の予想配当は同じく19円。予想一株利益は50.63円で配当性向は37.5%です。

この数値だけ見ると特に可もなく不可もなく。

上場企業として平均程度の配当還元があります。

企業が稼いでいる範囲内で配当を出しているので健全です。

例えば高配当企業のキャノンなどは企業が稼いでる以上の配当を株主に還元していますのでそのうち企業の蓄えが無くなって滅ぶことになりますが、すかいらーくに関しては永続して経済活動を行える状況です。

上記のキャノンのような配当をたこ足配当と言いますが、アメリカ企業でも何社かそういう企業があるので注意が必要です。 こういう会社は安易に買わないほうが良いでしょう。 人気のJT(日本たばこ産業)に関しては、まだたこ足配当ではないので配当性向だけで見ればこちらの方が良い会社と言えます。たばこ産業が差別を受けている点を差し引くとどうか分かりませんが…

しかし、すかいらーくはこの配当性向をできれば30%に抑えたいと言っています。

出来れば配当は一株益50.63円の30%だけにしたいと言っているのです。

50.63円×30%=15.189円

出来ればこのくらいに抑えられるといいなー、なんて思ってますと。

しかし来期の配当予想は19円

4円足りません。

利益が出ているので無理やりこの差を埋めに来るとは思えませんが、すかいらーくとしては株主還元をもう少し抑えたいという本音がにじみ出ます。

すかいらーくは言う。株主優待が重いと。

決算資料を見ていると、最近は必ず経費の中で「人件費高騰と株主優待費用が重い」と書かれています。

これは「つらいからやめたい」なのか「株主優待で利益減ってるけどうちはちゃんと成長してるし利益出てる。安心しろ」なのか本音は分かりません。

株主優待がどのくらい業績に影響しているかと言いますと、売上3754憶のうち12億円が株主優待によって支払われています。

それほど多くないですね。株主優待がなくてもみんなすかいらーくグループを利用してくれています。

対して利益206億円で株主優待コストが7億円あります。

株主優待が利益を3.5%ほど押し下げていますが、今すぐ株主優待を廃止しなければならないほどひっ迫しているようには見えません。

株主優待があるからすかいらーくグループを利用するという人も多いですし、株主優待を中止するメリットは今のところ感じませんね。

成長するために投資し続けなければならない

さてさて、すかいらーくグループの店舗に皆さん行ったことがあるでしょうか。

調べてみると「え、あの外食もすかいらーくだったの!?」ということがあるかも知れません。

すかいらーくグループで最近人気が高いのは「しゃぶ葉」「から好し」「むさしの森珈琲」です。

すかいらーくグループはこの3ブランドを成長エンジンとみて積極的に新規出店を行っています。

しゃぶ葉に関しては既存店ブランドからの転換(ガスト→しゃぶ葉に店舗改修)を行って積極的にスクラップ&ビルドしています。

それ以外にもガスト・ステーキガスト・ジョナサン・バーミアンなどの店舗を、改修したり最新の設備を導入したりして日々改良を図っています。

これらの施策によりグループ全体の売上を保っていますが、店を変えたり作ったりには当然お金がかかります。

企業としてはこの成長のための投資にはお金が必要なのです。

そのために内部留保が必要であり、配当性向を30%に抑えたいのですよ。

全力で配当を出して、店舗を改修できなければお店はどんどんボロボロになっていきますし、「むさしの森珈琲」に行きたいのに近所にはガストが3店舗もあって「むさしの森珈琲」が無いなんて状況は売上の機会損失になりかねません。

店舗への投資は企業として必要なものなのです。

配当予想に懐疑的

会社経営に内部留保が必要なのはわかります。

企業としてもある程度の利益は金庫に貯めておきたいでしょう。

じゃあ、すかいらーくの株主還元の今後はどうなるのでしょうか。

決算短信にこんな記載があります。

次期の配当につきましては将来の成長のための投資等を勘案し引き続き調整後当期利益ベースで約30%の連結配当性向を目標として、中間配当と期末配当の年2回の余剰金の配当を安定的に行う方針とさせていただくこととし、(中略)時期見通しの達成を前提として1株当たり年間19円(うち中間配当9円)を予定しています。

この記載を文字通り受け取るなら来期予想が未達になったら減配がありえます

減配しないために株主優待の還元率を減らすという選択肢も考えられますが、株主優待を全部無くして売上が変わらなかったとしても株主優待コストが7億円しかかかっていないのであまり補填ができません。

そもそも以下のように株主優待コストを抜いても一株利益は1円しか変わりません。

来期の利益予想100億円、株主優待コスト額7億→優待をなくすと+7%。つまり一株利益16.25円。

それに加えて株主優待を廃止すると間違いなく株価が下がります。

今すかいらーくが株主優待を改悪すると、どのような改悪かにもよりますが株価は10%は下がるでしょう。

今のすかいらーくの時価総額が四季報ベースで4266億円なので、優待を廃止すると一晩で400億以上の時価総額が吹っ飛ぶでしょう。

そんなことするでしょうか。

私はしないと思います。

そんなことするくらいなら4円減配します。

すかいらーくという企業の状況からすると今4円減配しても優待廃止よりもダメージが明らかに軽いはず。

ただし、将来に向けてついでに優待の長期保有要件を付けることはあるかもしれませんけどね。

まとめ

今回の記事をまとめますと以下になります。

  • すかいらーくを取り巻く業況は厳しく、業績は転換点を迎えた可能性がある。
  • 人件費は依然高騰しているので今後も利益が回復する可能性は高くない。
  • 来期予想通りの利益が得られなければ減配及び優待の長期保有要件付与はあり得る。
  • それでも優待廃止はなさそう。

結論。

四半期業績を注視し、通期業績に対しての進捗が悪かった場合はかなり気を付けないとヤバい

という結論になりました。

とはいえ私はステーキガストが好きですし、近所に「むさしの森珈琲」ができないかなぁと日々夢見ているくらいすかいらーくグループが好きです。

ぜひがんばって業績を維持していただきたいですね!

※この記事は個人の意見を記載しています。投資は自己責任でお願いします。