立会外分売の値動き予想のすすめ【儲かる分売 虎の巻】

立会外分売

こんにちは、斉藤カラスです!

皆さんは立会外分売をご存知でしょうか?

ローリスク投資の代表としてIPO、優待クロスに次いで紹介されるのが立会外分売(たちあいがいぶんばい)です。

基本的にはさほど大きな利益は上げられませんが、時には大きな利益が得られるお宝銘柄に巡り合うこともあります。

今回は、そんな立会外分売をどうやって攻略していくかをまとめたいと思います。

立会外分売とは?

立会外分売とは、大株主が株を売りたい時に、市場で大量に売り注文を出してしまうと値崩れを起こしてしまうので、事前に売却を公表し、市場外で証券会社を通して株の買い手を募る制度です。

大株主の売却理由にはいくつかありますが、流動性の向上株主数の増加目的が挙げられます。

どちらも東証一部や二部に昇格するために必要であったり、逆に株主数が少なすぎて降格するのを避けるときに行われることが多いです。

また、単純に大株主が売却益を得たい場合も往々にして分売が行われます。

昇格要件を満たすための分売はある程度ポジティブ、売却益目的の分売はネガティブであることが多いです。

注文日時

立会外分売はその日すぐ行われるのではなく、2週間前前後に約5日の範囲をもって事前告知します

例えば、12/1に『12/15~12/19のどこかで立会外分売を行います』という告知がされます。

注文可能時間は証券会社によって異なりますが、分売実施日前営業日の夕方~分売実施日8:20又は8:30までが基本となっています。

購入結果は売買開始前の8時50分前後に決まり、口座に入庫されます。

注文方法

こちらも証券会社によって異なりますが、国内株式注文の「立会外分売」で買い注文を行うことができます。

このとき、『注文上限数』というものがあります。

立会外分売には注文上限数があり、一人当たりの注文できる株数の上限が決められています

これは売り主の売却理由にもかかわってくることなのですが、株主数をどうしても増やしたい場合、一人の株主に多くの株を買われても売り主としては目的を果たせないので上限数を少なくする傾向があります。

逆に売却益を得たい場合は、誰が何株買おうが売り出した株が完売すればいいわけですから上限数が多い傾向にあります。

立会外分売のメリット

立会外分売のメリットとしては、主に以下の2点が挙げられます。

①前日終値より安く買える。

②買う時の手数料が無料。

①について。立会外分売とは、売り主が市場で売ると値崩れを起こすくらい多くの株を売りに出すことです。

ですので、買い手が多く集まるように初めから売主はある程度割引して売却します。

具体的には、分売前日の終値から1.5%~3.5%程度の割引を行い販売します。

つまり、当該株が欲しい買い手は欲しい株を安く購入することができるのです。

②については詳しい理由は知らないのですが、立会外分売の手数料は無料となっています。(市場を通さないからかな?)

いつもなら手数料を払って市場で購入している株を手数料無料で購入できる点はお得ということになります。

立会外分売のデメリット

立会外分売のデメリットは以下になります。

①分売申込から抽選結果の判明まで、購買余力が拘束される。また、申込代金が拘束されるため信用余力が低下する。

②注文通りの枚数が割り当てられない

③買った値段よりも安く寄り付くことがある

④翌日8:20(8:30)以降はキャンセルできない。

①については記載の通り。IPOと同じで資金拘束されるので、信用全力投資をしているような方には向いていません。(もしかしたら証券会社によっては資金が拘束されないところもあるかもしれません)

②について。立会外分売の注文は上限があるという話はしましたが、それでも売り出し株数以上の注文が殺到した場合は抽選になります。

抽選なので、当然抽選に漏れた場合は割り当てがありません。この場合、注文は失効します。

③について。株価に絶対はないので、分売当日の寄り付きから分売価格を割ることはあります。

特に売り出しが多かったり、人気のない銘柄だった場合は安く寄り付くことがあるので注意が必要です。

④証券会社によって最終取り消し可能時間は異なりますが、SBI証券では8:20、松井証券では8:30となっています。

当日の板状況を最後まで見てから注文を取消すことはできません

当日8時40分に何か大事件が起きても取り消せないことは一定のリスクではあります。

儲かる立会外分売の予想方法

さて、ここまでは立会外分売の仕組みを説明してきましたが、結局のところ『儲かる銘柄は何なのか?』というところが一番興味があるところだと思います。

ここでは斉藤が実践している『儲かる立会外分売銘柄の探し方』をお教えしようと思います!

以下、分売に当選してすぐ売ることを基準としています。

貸借銘柄かどうか

貸借銘柄、つまり空売りできる銘柄は儲かる可能性が高くなります

なぜかというと、立会外分売というのは発表から実施まで期間があるのでそれまでに空売りをする投資家が現れるからです。

立会外分売が発表されると、多くの株が固定株主から市場に流れ出すことにより過度に流動性が向上し、需給が悪化します。

加えて『数日待つと安く買えるのであれば…』ということで買いも手控えられる傾向にあります。

空売り投資家はこの辺りを突いて儲けを出そうとしますので分売発表と同時に空売りが入ります。

そしてこの売り手は売株を買い戻しますので当日買い板が厚くなり値崩れしにくくなります。

売り出し枚数

売り出し枚数が少なければ少ないほど流通量の希薄化は避けられますので、売り出し枚数は少ないに越したことはありません。

それでは、売り出しの枚数は具体的にどのくらいならばいいのか?というと、前日の出来高分売発表日からの出来高が目安になります。

例えば、分売株数が20000株で前日の出来高が15000株であれば、市場の日々の流通で消化できる程度の株数であると考えられるので過度な売りはおきません。

逆に分売枚数が20000株で前日の出来高が2000株だった場合、日々の出来高に対して分売枚数が多い可能性が高いです。

貸借銘柄の場合、前日までの出来高の一部は分売日を目指した空売りであることが多いので分売発表日から分売前日の出来高を足しても分売株数に足らない場合は注意が必要です。

注文上限枚数

上記の『注文方法』でも書きましたが、注文上限枚数は少ないほど儲かる立会外分売といえます

理由はいくつかありますが、上限枚数が少ないほうが真の流動性向上の意味合いが強くなったり、株主数増加に強く貢献するとみなされることにより株価の将来性が高まるからです。

また、複数当選したから100株残して売ろうという人も少なくなるので売りに出る枚数も少なくなります。

突き詰めると、上限100株の立会外分売は高確率で損しないです。(儲かるとは言っていません)

チャート

株を買う以上、株価が今どういう位置にいるかは見ておいた方がいいでしょう。

上昇チャートを維持しているのか、下降グラフを描いているのか。

そして分売価格はチャートでいうとどのあたりかを見た方がいいでしょう。

ずっと右肩上がりのチャートでかつチャートを割れていないのに、分売価格はチャートの下だったりすると『この値段までいかないのでは?』→『儲かるかも』という気付きを得られることもあります。

また、年初来安値を見て『下値は限定的か?』を見るのもいいでしょう。

株主優待銘柄

分売銘柄が株主優待を実施していると優待投資家の買いが入るので儲かる可能性が高くなります

優待投資家は優待目的で株を購入するので、保有した銘柄を売ることが少なく、分売当日に売りが出にくくなります

地合い

地合いとは相場全体の雰囲気のことです。

日経平均はアメリカ株に左右されることが多いので、前日のアメリカ市場が暴落していると翌日は全体的に売りが増えて分売銘柄にも不利になります。

逆にアメリカ市場が上昇していると全体的に寄りから買いが増えるので儲かりやすくなります

個人に人気かどうか

ここからは斉藤の独自見解ですが、個人に人気の銘柄は分売で安くなった時に買いたい人が多くあらわれるので儲かりやすくなります。

こういった購入者は分売当日の寄りで売ったりしません。

売りが少ないということは自分が儲かる可能性が高くなるということです。

『この銘柄は値上がりも期待できるし、少し保有してみようかな』と思わせる銘柄は高確率で儲かります。

分売投資家が微妙に回避している銘柄

斉藤の独自見解その2。

立会外分売は判断が非常に難しいので、立会外分売を専門にしたサイトもあります。

ツイッターでも分売前日から当日朝にかけて参加するかどうかのツイートが散見されます。

ここで、いろんな方が参加するとつぶやいた銘柄があると、それを見て参加するかどうかを決める人たちが参加してきます。

そして、そういう人たちは大体寄りで売ります

つまり売り圧力となるのです。

今まで上記で説明してきた儲かる立会外分売の多くに当てはまる『超絶お宝分売』ならいいのですが、やや微妙な案件ではこの売り圧力が命取りとなって分売価格を割れるか、同値スタートとなり売手数料負けを引き起こします

ですので、多くの分売投資家が『とりあえず参加で』くらいのスタンスの銘柄で、分売枚数と注文上限が比較的多い銘柄は危険といえます。

まとめ

長々と書きましたが、まとめると以下のようになります。

貸借銘柄で分売数が少なく、注文上限100株の優待銘柄がチャートを崩すことなくアメリカ市場が暴騰した翌日に分売したら高確率で儲かる。

「そんな分売ないだろ!」と思った方、確かにこんな完璧な分売はそうそうありません。

しかし、ある程度不安がある中での分売のほうが儲け幅が大きいということは事実あります。

皆さんも自分で予想して立会外分売に挑んでみてはいかがでしょうか?

自分で目を付けて分売に参加した銘柄が儲かったら達成感がありますし、すぐ売る場合はリスクが低いので株の勉強にもなり、初心者にもおすすめです。

あくまで投資は自己責任ですが、いろいろ手法を凝らして皆さんも是非、立会外分売にチャレンジしてみてください!